様々なジャンルからの選曲と曲の解説を交えたコンサートを“Letter from M”(通称:LFM)のタイトルで年2回開催しているシリーズ公演。2016年より始動。
公演で扱う曲はクラシックはもちろんのこと、ポップスやミュージカル、昭和歌謡、愛唱歌など幅広く、プログラム構成もバラエティに富んでいる。
メインを務める美帆(歌)と歩(フルート)をはじめ、毎回豪華なアーティストと共演し「手紙を読むように、心のままに音楽を味わってもらえる空間作り」を目指している。
美帆 / Miho(歌)
2歳よりピアノ、歌、ハープを学ぶ。幼少期はハスキーヴォイスで、高校の混声合唱部でも男声を助けるべくテノールを担当。歌う楽しさに魅了され本格的に声楽を学び始めてみると、クラシック界においてはソプラノという衝撃判定を受ける。国立音楽大学附属小学校~高等学校ピアノ科を経て、同大学声楽科卒業。在学中より各地で慰問公演等を開催。卒業後は、部活動指導をはじめ教会から寺院まで幅広い音楽指導にあたる。「手紙を読むように、心のままに音楽を味わってもらえる空間を作りたい」という思いから、2016年より主演コンサート“Letter from M”を始動。現在は声楽教室を主宰するほか、体を楽器とする声楽家ならではの視点で呼吸法と柔軟を組み合わせた健康講座「ブレス・ストレッチ」を開講。趣味は島旅、ミュージカル鑑賞。
歩 / Ayumi(フルート)
4歳の頃、病弱で外に出られず、見かねた両親によって家に電子ピアノがきた。音楽を聴くこと、音楽を弾くことが楽しみとなるが、ピアノの鍵盤と自分の指の数との違いに絶望、いつしかリコーダーを好み嗜むようになり、フルートと出逢う。リコーダーを横にするだけであんなに美しい音がするのかと異様に感激し「フルーティストになりたい」と言ってフルートを始めた。
国立音楽大学附属高等学校を経て、国立音楽大学フルート専攻首席卒業。加藤史祟氏とのユニットExtasy Boxで生楽器と電子音による表現を追求する他、神武夏子氏のユニット「倭音」ではフルート演奏と作曲を担当。自分自身が楽しくて幸せな気持ちになれるフルートを吹くことが出来るなら、誰かともその気持ちを共有できるんじゃないかと思いつつ、波立つ現代社会に翻弄されて、今日もフルートが手につかない。